お知らせ

須藤本家はパワー・スポット?クール?

ここのところ、毎日の様に海外からのお客さまにお越し頂いております。

昨日はアメリカのユタ州から態々お一人で、お越し頂きました。今日は台中から、お二人で。いずれも異口同音に、パワー・スポット、こころが落ち着くと仰って頂きます。クール、とてもありがたい限りです。社にお参り頂く方もいらして、恐縮しております。少しでも、酒蔵の原風景の一つをいつまでもお客さまにお伝えしたいと思っております。勿論、毎年少しでも、より良き商品を

お届けできます様、注力して参ります。今は正に、冷やおろしの季節、様々な冷やおろしをお届けしていますが、先人達の築いてきた品質管理、これは凄いとしか言いようがありません。今日的には弊社が冷やおろしの老舗ではありますが、代々の当主が築いてきた品質は微生物学や化学、応用微生物学、化学的解析手法などが無かった時代に、今日をも凌駕する様な判断、意思決定、品質管理、明確な嗜好特性の訴求が確立されていた事に、今更ながら、感嘆と感謝、畏怖の念が絶えません。この卓越した知見はどこから齎されてきたのでしようか、驚くばかりです。欧米へのキャッチ・アップの名の下に、素晴らしい発展を遂げて参りましたが、その中で、大切なものを見失っている様に思えてなりません。冷やおろしの深淵なる様々な意味に、そのひとつひとつを紐解けば紐解く程に、驚くばかりです。早くから近畿圏とも深い交流もあり、電車も無かった時代に、熊野三山、高野山にまで参拝して、様々な交流の背景の中から、限りなく深い酒造りを行っていた事に、今更ながらに、驚いております。にっぽんの本流を、そして、その奥深さと共に、お届けして参りたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

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