「樹齢800年以上の欅」

 お客様から「森林浴ですね」と仰って頂くように、
鬱蒼とした欅の木に囲まれています。

太い木々の間からは春には春の風が、
初夏には初夏の風が清々しい緑の香りを運んでくれます。

酒蔵を取り囲むように育っている欅の木は、
蔵を夏の暑い日差しから守り、
蔵はその土蔵によって日本酒を守ってくれます。

欅の木は正に日本酒にとっても森林浴なのです。

  そしてこのたくさんの木は多くのすばらしい水を集めてくれます。

昔から、夏の暑い水の枯れた時にでも
水が山を登ると言われるように
木の保水性はすばらしいものがあり、
大きな木のあるところには良い水が集まります。

代々「御酒(神酒)の湧く水」と伝えられ、
発酵力の強い水として大切にされて来た所以です。

ともすれば安直に木を切ってしまう今日ですが、
この木の何百年という歳月を考えますと、
木の生命のある限り、
緑のすばらしさ、木の大切さを何代にも渡って伝え、
育ててゆきたいと思っております。