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圃場の耕起が始まりました🚜
今年もいよいよ田植えが始まります。その前に育苗の前の大切な仕事として、圃場の育成が必要です。アメリカのSFなどは有名な農場も多く、直播(直接圃場にモミを蒔く)が殆どですが、日本の多くの農家は育苗してから圃場に作付けになります。一長一短ありますが、日本は丁寧な米作りが基本です。その
育苗前に、圃場の育成が必須です。耕起して、土壌内微生物が活性化できる様に、酸素が十分に行き渡る様な土壌の構造を作ります。米作りに於いて様々な
微生物の関与が極めて重要です。気温が高くなって来てもそれに耐えうる育成環境を作る為にも、その土壌の構造的特性を勘案しておく必要があります。今、この時期に耕起しておく事は約6~7ヶ月の生育期間の中で、その出発点としての土壌管理によって生育期間の環境の殆どが決まってしまう、とても重要な作業です。
この時期からもう既に、今冬の酒造りのイメージが粗完成しています。仕込みが終わったばかり、一冬の造りの反省を縷々考え、次の造りはこうしよう、ああしようと描き始め、一寸夢膨らむ時期でもあります。