海外からのお客様が大変貴重なプアール茶を自ら入れてくださいました。1989年の茶葉で、その後、熟成されて今日に至っているそうです。あまりに貴重過ぎて、まず、手に入らないこと、また、手に入ったとしても極めて、高額であること。今回入れたて頂いたお茶は何と、410万円/375gのそうです。中々経験できないお茶を頂きました。上立香はプーアール茶独特の香りですが、強くなく、エレガント、色調は光沢と深い艶のある綺麗な色合いで、一部光の角度によっては虹色を呈し、透明感が秀逸でした。口中に入ってからの味わいは通常のプーアール茶とは全く別格の瑞々しさと艶々した丸みのあるアタック、最初の独特の上立香は殆ど消え、洗練された香り、瑞々しさと艶々した丸みは長く、喉を通るときも、その味わいが長く続き、繊細な余韻が極めて長く、体が暖まるお茶でした。これ程滑らかな中国茶、プアール茶は今までに、飲んだことがありません。大変貴重な経験をさせて頂きました。社員、蔵人共々、美味しく頂戴しました。深謝。