今年は節分が2月2日、100年に一度の節分のそうです。弊社の立春大祭今朝しぼりはいつから始まったのでしょうか。当家の仕来たりの一つが立春の朝に搾ったお酒を神様にお供えすることです。当家の無病息災、大昔、近隣に一緒にこちらに来て頂いたみなさまの無病息災を祈願してお供えしたお酒が立春大祭今朝しぼりの始まりです。

　長い歴史の中で、昔、そして、今日も様々な病気や災難に直面してきました。昔は今日の様な医療があった訳でも無く、様々な悪いことを一掃するお酒として、春前の大きな節目に、祈願酒として珍重してきました。お供えした後に、下げて、一緒に頂き、みなさまにお裾分けするのが習いです。邪気が三寸下がると言われ(当家の習いです)、当主は必ず、醸さなければならないお酒の一つです。

　お供えするのは勿論、近隣の新米で作った米と水のみを原料とする無添加の生酒に限ります。火入れした商品はお供えしません。原料米の米はどこの米でもいい訳では無く、飽く迄、近隣の米に限られ、他の地域から持って来た米は使えません。

　是非、みなさまの気がより一層満ち溢れ、邪気が下がります様、コロナが一日も早く終息することを願うばかりです。

　世界中が苦難の時ですが、全員が感染しない様、させない様、一丸となって、声を掛け合って参りましょう。

　医療従事者のみなさまのご苦労、ご尽力に心より感謝申し上げますと共に、大変な苦難の時ではありますが、ご自愛も含め、お大切にお願い申し上げます。